一票を笑わば・・・

参議院議員選挙の期日前投票に行ってきました。
国政に参加する数少ない機会なので 、厳粛な気持ちで投票してきました。よく一票を軽んじる声も聞きます。物理的に一票だけで当選、落選をひっくり返すことはほぼ不可能です。しかしそれで投票に行かないならちょっとそれは大事な権利を放棄するので感心しません。
高校性の時、政治・経済の先生が衆議院選挙と同時に行われる最高裁裁判官の国民審査で、「皆さんが選挙権を持つようになったら、とにかく裁判官全員に×しましょう。」とおっしゃっていました。自分としては「それぞれの裁判官なんてどういう仕事しているのか知らないし、×する人も少ないだろうしなんか影響あるのかな。」と思いきや、先生は「これまで罷免された例はない。しかし以前の国民審査で×の割合が1%増えただけで裁判所内ではものすごい騒ぎになった。裁判官も身が引き締まってちゃんとやらないと、という気持ちになったろうからそういう意義があるのだよ。」というお話でした。
つまり自分が投票した候補者が仮に落選しても、僅差か大差かで、当選した候補者が国会議員になったあかつきに与えるプレッシャーが変わってくるということです。〇か×だけではなくデータに残るわけですから。
さて、いろいろな選挙の開票結果を見るのは昔から好きで、いつも夜中まで起きています。投票日翌日は休日でよかったです。ちなみにアメリカの大統領選挙も面白くて毎回はまります。選挙はこのように「信」の積み重ねであり、ポーカーのような賭け事ではありませんが、アメリカは「トランプ」さんですね。