こんなもんじゃないぞ、イーグルス!

野球の話ですので興味の無い方はやり過ごしてください。
6月1日は楽天モバイルパークに楽天vs.ソフトバンク戦を見に行きました。その後、あっという間に交流戦が終了しましたが、東北楽天イーグルスは通算リーグ5位(6月26日現在)。相変わらずの定位置ですね。得意の交流戦で上位へ行けるかと思ったら、例年の傾向通りパ高セ低でパ・リーグチームが交流戦の順位上位半分、下位半分がセ・リーグチームという勝率のためリーグ順位は変わらず。なんということでしょう。それにしたってパリーグでは圧倒的最下位のロッテでさえ、交流戦ではセ・リーグ首位の阪神より上とは、一体どういうことですかね?何故パ・リーグが強いのかを議論すると、このページだけでは済まないので今日は止めますが。
楽天のパ・リーグでのチーム成績を見ますと打率3位、防御率4位、本塁打数5位、得点5位、失点3位、失策数3位とここまでだとリーグ5位もうなずけますが、盗塁数だけは1位となっています(6月26日現在)。これまで「走る、走る」と言っておきながら盗塁数が少なかったのでずいぶん変わりました。盗塁は単打や四死球が長打になるわけですから得点力アップにつながるはずですが、なぜ得点は低いのでしょう。やはり本塁打が少ないのと、データはありませんが得点圏打率と長打数の低さでしょうね。6月26日現在でカブスの鈴木誠也選手の打点はリーグトップタイですが、67打点に対して本塁打は21本ですから長打の影響は大きいです。
今日のタイトルはイーグルスの岸投手が交流戦で連敗ストップの勝利を挙げたときに発したコメントです。すでにタオルとなって商品化されたほどインパクトのあるフレーズです。この直後からイーグルスは7連勝!岸投手は生え抜きではないのでミスター・イーグルスとはいえないまでも、宮城県出身の大ベテランですから、ファンのみならず選手だって共感していることでしょう。ただ、7連勝は良いですがその後の2連敗はいけませんね。連敗はずるずると行くもので、昨年の広島が優勝争いしている中で9連敗、MLBでも先日はナショナルズがやっと11連敗を止めました。
昔から優勝するチームは連敗しないと言われていますが、野村監督時代、星野監督時代の強かったころはほんとに連敗がありませんでした。リーグ戦に戻ったら、連勝を続けてもらいたいです。
日本の推し活は世界でも有名ですが、今の楽天の推しメンは村林選手でしょう。昨年ブレークし、侍ジャパンとしてプレミア21でもいいプレーを見せました。にもかかわらず昨年のドラフトで同じショートを守る東京6大学の大スター宗山選手を取りました。「えっ?村林のことはどうする気?」とやや楽天のビジョンの無さに驚きましたが、そこは村林選手の攻守にわたる実力がみんなの心配を鎮め、サードにコンバートで事なきを得ています。実際、宗山選手のプレーを見ますと、「へーっ。やっぱりうまいねぇー。」と思いますが、捕ってからのスローイングなら村林選手の方が華麗で早い様な気がしますし、打率も宗山選手の上を行くリーグで数少ない3割バッターですし。
投手は勝ち星に恵まれていない昨年10勝を挙げた両左腕早川投手と藤井投手が頑張っていますが、右が大ベテランの岸投手しか思い浮かばないのは困りますね。同じくプレミア21で活躍した、藤平投手や抑えの則本投手がパッとしません。浅村選手は2000本安打を達成しましたが、小郷選手、辰巳選手ともども去年より打撃がレベルダウンしていますので、リーグ上位進出の条件は昨年以上の打撃力アップということになるでしょうね。 野球のことを書きはじめると終わらないので今日はここまでにします。
追記:さてアルカンタラ投手と菅野投手は7月中にLADに来るのでしょうか。