まさと歯科医院

2017.09.30

食うか食われるか

先日の連休はとある水族館に行ってきました。私は気仙沼出身ですから海のものはよく目にしてましたし何でも食べますので、『食べられないものはイソギンチャクくらいだ!』と気楽に豪語もしています。ですから何もわざわざ馴染みの水族館に足を運ばなくてもよさそうなものですが、では人はいったいなぜ海水浴など海に引き込まれるのでしょう。もともと地球の生物は海の中で誕生したと言われていますし、人間の胎児は母親のおなかにいるときは羊水に包まれていることから海(水)に対する帰巣本能があるのだろうとも言われています。
 ところが最近のある調査によりますと若い人の中で海水浴に行きたがらない人が増えているそうです。その主な理由は『砂が体について洗うのが面倒だ』とか『海水が体につくとべとべとして気持ち悪い』……というのが大勢だそうです。それがよくて海に行くもんじゃあないでしょうかねえ…。それじゃあおいしいものを食べるのに噛むと顎が疲れるから食べたくないという屁理屈に近いですね。
 さて、浜育ちの私にも水族館では驚きの連続でした。そもそも刺身はよく食べますが元の魚が泳いでるところはほとんど見たことはありません。ですから目の前をでっかい魚が悠々と泳いでる様を目にし『いつもこれを食ってんのか・・!』と思いながらもその姿に驚かされました。特に凶暴なイメージのサメや三陸沿岸では見られないマンタの迫力には圧倒されました。しかしサメの身は酢味噌で食べると絶妙ですし、その心臓も血みどろですが最強の珍味で、料理として出されるものならぜったい外せません。また気仙沼ですと当然有名なのはフカヒレです。東日本ではサメの中でも特に大きいのはフカと言うそうですが食材としてはまさに高級品です。同じ気仙沼の名産のサンマのように網で焼いて焦げてしまって食べられなくなる尾ヒレとは違いますね。
 ところで人食いザメのような恐怖をイメージさせるのはその獰猛な性格もさることながらあのギザギザの歯ですね。実はサメの歯というのはとても固くサメの化石が見つかるときに、ほとんどが歯なのは体の中で最も固いかららしいです。しかも人間もうらやむ一度折れてもツメみたいにまた生えてくるという際限のない代物です。なにしろ人の歯は乳歯が抜ければ永久歯が生えてきますが、永久歯が抜ければもう歯は二度と生えてきません。そこに我々が苦しむ『歯は削ってはならない、抜くのはダメだ』と言うこだわりの根源があります。
 いっそのこと我々の歯が長持ちすることを祈って、サメの歯を祀ったお社でも作り患者さんともども拝みましょうかねえ。

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